カトリック教会において、2025年は「通常聖年」の年である。聖年では自己の精神的刷新が求められる。そしてまた、人は世界の創造者である神のみ前で自己を反省し、誤りがあれば赦しを願い、再び神との和解の道を歩むことを決意するのである。
著者は、「罪を悔やんで神の赦しを願うため、参考となる、旧約聖書の詩編祈りの中から、七つの痛悔の詩編を紹介するのが本書の目的である。」、「多様性に対して不寛容になりつつある現代にこそ、改悛はまさに必要なものだと言えるのではないか。」と書いている。本書は、回心の道に気づき直し、歩もうとする読者にとって格好のガイドブックになるに違いない。
著者:和田幹男
編者:山中大樹
判型:A5判 並製
ページ数:108ページ
ISBN:978-4-8056-6418-6
発行:サンパウロ
<著者略歴>
和田幹男(わだ みきお)
兵庫県出身。1963年、上智大学大学院哲学研究科卒業。
1967年、ローマ教皇庁立ウルバノ大学神学部博士課程終了(神学博士 [DST])。
1971年ローマ教皇庁立聖書研究所聖書学部修士課程修了(聖書学修士 [SSL])。
現在、カトリック大阪高松大司教区司祭、日本カトリック神学院講師。
<編者略歴>
山中大樹(やまなか たいじゅ)
兵庫県出身。1994年、上智大学法学部法律学科卒業。
1997年、カトリック・イエズス会入会。
2008年、上智大学大学院神学研究科博士課程前期修了(修士[神学]、神学修士 [STL])。
2014年、ローマ教皇庁立聖書研究所聖書学部修士課程修了(SSL)。
2022年、同博士課程修了(聖書学博士 [SSD])。
フォーダム大学(ニューヨーク)Campion (post-doctoral) Fellow(2022年9月〜2023年8月)。
現在、イエズス会士、カトリック司祭、日本カトリック神学院講師。