1月26日、マドリードのサンタ・マリア・ラ・レアル・デ・ラ・アルムデナ大聖堂において、スペインにおける聖パウロ会の90周年記念の締めくくりとなる式典が行われました。この日は「みことばの主日」でもあり、聖パウロの回心の祝日と重なる特別な機会でした。ミサはマドリード大聖堂の学長ホルヘ・アビラ師によって執り行われ、パウロ会の神の言葉を伝える使命の重要性が強調されました。参列者にはサン・パウロ社が発行する『福音 道・真理・命』が配布されました。
式典には聖パウロ会の総長ドメニコ・ソリマン神父が参加し、「共に希望をもって歩むことの大切さ」や、「交わりの架け橋となる使命」を強調しました。また、パウロ家族の他の会衆や記念者の家族、友人、協力者が集い、共に祝いました。祝賀行事では、創立者アルベリオーネ神父の教えに触れ、90年間の歩みを振り返りながら未来への展望が語られました。
聖パウロ会は1934年にスペインに設立され、時代の変化や試練を乗り越えながら、書籍、音楽、聖書使徒職を通じて教会と社会に貢献してきました。これまでの歴史を振り返りつつ、今後も創造的かつ福音に忠実な形で、新たな社会のニーズに応えていく決意を新たにしました。