読売新聞の「読売女性ヒューマン・ドキュメンタリー大賞」を受賞した経歴をもつ著者は、中央アフリカ共和国で長年にわり、HIV感染者やエイズ患者の治療と生活支援に献身してきた看護師・助産師である。本書は、第一線を退いた著者が現地で出会った忘れ得ぬ人びととのなつかしい日々の思い出を綴ったエッセイである。
アフリカの大自然に生きる人びとは、自然災害や内戦、貧困に苦しみながらも、生きることに対する力強いエネルギーに満ちあふれている。そんな人びととの出会いを通して著者は思う。「これからはアフリカの時代がやってくる」と。
●著者略歴
徳永瑞子(とくながみずこ)
看護師・助産師
1948年 福岡県生まれ。
1971年 コンゴ民主共和国で医療活動をしたのがアフリカでの活動のきっかけとなる。
1993年~2022年3月 中央アフリカ共和国でエイズ患者支援活動を行う。
著者:徳永瑞子
判型:B6判並製
ページ数:244ページ
定価:1,870円(本体1,700+税10%)
ISBN:978-4-8056-0072-6
発行所:サンパウロ
※2024年3月29日発売予定