親愛なる兄弟の皆さん
ちょうどこの数日間、教皇フランシスコは歴史上初めてモンゴルを訪問しています。
司教、司祭、奉献生活者、信徒との対話の中で、教皇は意味深いことばでご自分を表現されました。
「しかし、なぜ福音のために人生を費やすのでしょうか? あなたがたは、イエスのうちにご自分を目に見えるものとされ、触れられ、出会うことのできる神を『味わった』(詩編34参照)からです。そうです、イエスはすべての民のための福音であり、教会が絶えず宣べ伝え、生活の中で体現し、すべての個人とすべての文化の心に『ささやく』べきメッセージなのです。」
この数行が、私たちの従事しているみことばの使徒職を説明しています。
それゆえ、私たちは神のみことばと神なる主との関係を味わい、この出会いで自らを養い、この出会いの喜びを、あらゆる文化で、あらゆる生活の証しで、あらゆるコミュニケーション言語で「ささやき」ましょう。これは、聖パウロと聖ヒエロニムスが今日も私たちに思い出させてくれることです。
最後に、9月17日からローマで終生誓願宣立のための準備コースを開始する10名の研修生を思い起こしましょう。この3ヶ月間は文化交流の重要な期間であると同時に、パウロ的生活を共に「味わう」機会でもあります。友愛をこめて。
総長 ドメニコ・ソリマン神父