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カトリック入門

第121回 信仰の特徴【動画で学ぶ】※レジュメ字幕付き

序)三位一体的な信仰
①父である神を信じる
 *全面的に神に信頼し、神が語られることを固く信じる。

②神の御子イエス・キリストを信じる
 *神のみ心にかなう「愛する御子」を信じる。
 *イエスご自身が弟子たちに、「神を信じなさい。そして、わたしをも信じなさい」(ヨハ14・1)と語られる。
 *「いまだかつて、神を見た者はいない。父のふところにいるひとり子である神、この方が神を示された」(ヨハ1・18)
 *御子イエスは「父を見た」(ヨハ6・46)ので、彼だけが神を知らせ、示すことができる。

③聖霊を信じる
 *イエスとはどのような方であるかを人間に知らせるのは聖霊です。
 *「聖霊によらなければ、だれも『イエスは主である』とはいえないのです」(一コリ12・3)
 *「霊はいっさいのことを、神の深みさえも究めます。……神の霊以外に神のことを知る者はいません。」(一コリ2・10~11)

1 信仰は恵みである
*聖ペトロが、イエスはキリスト、生きている神の御子であると公言したとき、イエスはペトロに、このことを表したのは人間ではなく、イエスの「天の」(マタ16・17)父であると言明します。
*信仰は神の賜物です。神から授かった超自然的徳です。

2 信仰は人間的な行為である
*信じることは、神の恵みと聖霊の内的な助けによるが、信じることはまさに人間的な行為です。
*神に信頼し、神から啓示された真理に同意することは、人間の自由にも知性にも反することではない。
*信仰において、人間の知性と意志は神の恵みに協力する。
 「信じるとは、恵みによって神に動かされた意志の命じるままに、神の真理に同意する知性です。」

3 信仰と知性
*聖アウグスチヌスのことば。「信じるために理解し、理解するために信じる」。
*「信仰は理性を超えるものですが、両者間には決して対立はない。種々の神秘を啓示し、信仰を授けてくださる神ご自身が、人間精神に理性の光を注がれた。」

4 信仰の自由
*人間らしくあるためには、「神に対する人間の信仰による応答は、自由意志によるものでなければならない。自分の意志に版下、信仰を受け入れるように強制されてはならない。信仰行為は、その性質上、自由意志によるもの。」

5 信仰の必要性
*イエス・キリストを信じ、また、イエスをわたしたちの救いのために遣わしてくださった神を信じることは、救いをえるために必要。」(ヘブ11・6)
*信仰はしばしば闇を経験する。試練に遭いかねない。(信仰の恵みを受けたのに、どうしてこんな苦労が続くのかと)そんな時、信仰の証人に目を向ける必要がある。「希望するすべもなかった時に」(ロマ4・18)信じたアブラハム、御子イエスの苦しみとその墓の闇を共にしながら、「信仰の暗夜」に入った聖母マリア。数多くの証人がいます。
★聖パウロもそうですし、福者ペトロ岐部もそうだと言える。

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