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修道会ニュース

修道会総会インフォメーション(第3号)

 総会の第一週目が終わり、一息つく時が来ました。この週末は、何よりも典礼の美しさと深さ、そして聖霊降臨を待ち望みつつ、使徒の女王を賛美する有意義で荘厳な雰囲気を愉しむこととなりました。

 典礼は、マリアが母であり、教師であり、女王であることを私たちに教えています。彼女は神の最初の編集者なのです。アルベリオーネが愛したこの概念は、彼がすべての息子や娘にたびたび繰り返したものです。彼らは、マリアのように受肉した(incarnato)のではなく、印刷した(incartato)イエス自身の「編集者」と呼ばれるようになります。今日、この言葉は、「交わりの職人」としての挑戦とともに、編集者という概念を再検討しながら、デジタル化されたイエスを「世に送り出す」ことを私たちに促しているのです。このことは、6月3日(金)と4日(土)に行われた大目標の策定を視野に入れた、総会参加者の考察を導くこととなりました。

 このパウロ的な深遠なアイデンティティの探求とともに、養成・使徒的課題の深化も続いています。それは、深遠な変容の中にある世界との対話の中で、福音の喜びをいかに預言的に宣べ伝えるかを問うものです。その考察の過程は、シノダリティ(共に歩む)の過程であり、神のことばに耳を傾けることから「自らを変容させる」(ローマ12:2参照)ことです。土曜日の典礼(ロゴスの受肉を可能にした母マリア。すなわち、キリストを世に与え、私たちにキリストをお示しになった方と共に)と日曜日の典礼(使徒たちも見聞きし、世に伝えることができるよう、彼らに火として送られた言葉<ギリシア語でグロッサ>であられる方と共に)を促したのもこのみ言葉であられる方なのです。この二つのアイデアは、今日、私たちがあらゆる表現と言語で世界に伝えるために「編集」するよう求められている同じ「良い知らせ」を指しています。

 日本語とベトナム語で行われた聖霊降臨祭の典礼は、世界における聖パウロ会の特徴であり、同時に課題でもある国際性と多文化について、私たちに再び考えさせるものでした。この数日間のグループワーク、典礼で選ばれた様々な歌、使徒の女王を祝う祝宴、そして美しいアルバーノ湖を見ながらの友愛に満ちた会食において、多文化主義は非常に明白な形で現れています。

 新しい週は、「優先課題」と「実践課題」に関する最初の考察を行う「照らし」の段階から始まり、集中的な討議が行われます。私たちは、この総会の焦点に近づいており、「選択」の段階に入っています。すなわち、会員が今後、数年間に着手すべき行動と実践課題を示すことです。

 マリアと使徒たちを統合し、導いた聖霊は、今、私たち一人ひとりに呼びかけられ、この総会の中で私たちのためにペンを使って修道会の歴史を書き記すのです。この聖霊はまた、私たちの身近にいるすべてのパウロ会員と世界中のパウロ家族の上にも呼びかけられ、祈りと毎日公式にあるいは非公式に届くさまざまなメッセージ、メール、ホームページ、さらにはビデオ形式を通して、私たちを元気づけてくれています。この修道会の礎となる瞬間にあたって、皆様のご支援に心から感謝いたします。

2022年6月6日 アリッチャ・師イエス黙想の家
ダルレイ・ザノン修道士

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