序)いろいろな宗教に「祈り」がある。
「漢字」からくる意味は「神に願う」
ラテン語では「オラツィオ」が使われ、対話、会話の意味。
アジアとヨーロッパでは、祈りの捉え方が違うかもしれない。
井上洋治神父さんは、「祈りとは日向ぼっこ」と表現しています。つまり、神様のあたたかなまなざしを全身に浴びて、その中にそっとたたずむこと。
• 祈りとは?
要理書には「祈りとは、神を礼拝し、神のご恩に感謝し、罪のゆるしを願い、恵みを請い求めるために、心を神に上げて、神と語り合うことです」と記されている。
「神と語り合う」というように、神との対話、会話にアクセントがある。
礼拝、賛美、感謝、ゆるし、願い(嘆願)
詩編の中に、これらの要素が入っている。
賛美だと、詩編8,19など
感謝だと、詩編40、138など
嘆願(願い)だと、詩編5~7、63~64など
ゆるしだと、詩編51(罪のつぐない)
• 新約聖書の中で
礼拝:マタイ11・25
感謝:一テサ5・18
ゆるし:ルカ18・13
願い:マタ7・11
• 祈祷書
「カトリックの祈り」(サンパウロ): 伝統的な祈りが入っている。文語体もあり、リズムがよい。
「日々の祈り」(中央協議会):「教会の祈り」を参考にしたものがある。
• その他の祈り
「ロザリオの祈り」
「十字架の道行」
「コロンチナ」
「ノベナ」
「連願」(連祷)