書籍情報、店舗案内、神父や修道士のコラムなど。

会員たちのコラム

フランシスコ教皇の帰天に寄せて

 この復活祭の神秘を黙想するこの時、摂理によってフランシスコ教皇は天へと召されました。私たちは復活されたイエス・キリストの光のもとで、その旅立ちを受け止め、心に刻みます。福者ヤコブ・アルベリオーネの言葉を借りれば、ホルヘ・ベルゴリオは神の御手から生まれ、永遠において神をあがめるために、試練という名の長い旅、すなわち「人生」を歩みました。そして、御子イエスに倣って、今もなお永遠に、神とすべての時代の人々への愛を生き続けています(参照:DF 35)。

 神に感謝します。フランシスコ教皇のその生涯と司牧職という賜物を与えられたことを。普遍教会の牧者としての証しと、すべての人、特に“周縁”に生きる兄弟姉妹への惜しみない心配りに感謝します。そしてまた、パウロ会とパウロ家族全体にとって、教皇が特別な存在でいてくださったことにも感謝します。私たちがその使命を分かち合う機会は数多く与えられ、教皇から何度も励ましの言葉をいただきました。本当にありがとうございます、フランシスコ教皇!

 私たちは祈ります。教皇が永遠の喜びのうちに生き、いつくしみ深い父の愛する御顔を仰ぎ見続けることができますように。世界のあらゆる地でその使命を続ける聖なる教会のためにも祈ります。今、フランシスコ教皇が安らかに憩い、贖いの完成を味わっていますように。

 パウロ会総本部を代表して。

ボグスワフ・ゼマン(副総長、司祭)

RELATED

PAGE TOP