2025年 復活祭
親愛なる兄弟たちへ
この主の過越の聖なる日が、私たちの人生、私たちの共同体、そして世界中のパウロ家族を含むすべての使徒的現実に祝福をもたらしますように。
私たちは、日々の生活の中で人類が経験しているさまざまな「死」を知っています。私たち自身の命もまた非常に脆く、だからこそ、エマオの弟子たちが復活した主に呼びかけた言葉ーー「私たちと一緒にお泊まりください」(ルカ24·29) —を、私たちも新たな思いで祈りの中に置いています。
この出会いは、私たちの人生に意味を与えるだけでなく、それを創造的に、そして丁寧に分かち合おうとする決意を私たちのうちに生み出します。それは私たちを聖パウロのような「キリストの職人」として形成するのです。
復活されたキリストが、私たちの生に住まわれますように。福者ヤコブ・アルベリオーネのように、私たちも失望させることのない希望を心に抱きつつ、一瞬一瞬を生きています。そして私たちの対話者たちとともに、傾聴と分かち合いの「存在の場」を策いていきましょう。
総本部を代表して、心からのご復活のお祝いを申し上げます。
兄弟愛をこめて
総長 ドメニコ・ソリマン神父