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ブラジル:終生誓願式と助祭叙階式が行われました

 3月14日と15日、ブラジル・ポルトガル・アンゴラ管区において、クリスチャン・ディノ、レイドソン・ファリアス、ロドリゴ・モウラの3名が、それぞれ終生誓願と助祭叙階の恵みに与り、キリストに生涯を捧げるという重大な一歩を踏み出しました。彼らは、心と思いと生き方すべてをキリストのうちに置き、「もはや私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられる」(ガラ2:20)という召命の完成に向かって歩み始めたのです。

 「希望は私たちを欺くことがありません。なぜなら、私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです」(ローマ5:5)という聖パウロの言葉に導かれながら、彼らは生涯をかけて神に身を捧げ、創立者のカリスマに従って、神の愛の証人として生きる決意を新たにしました。

 14日には、聖イグナチオ・デ・ロヨラと使徒聖パウロ教会において、家族や友人、パウロ会関係者、教区の信徒たちと共に、終生誓願のミサが行われ、クラウヂアーノ・アヴェリーノ・ドス・サントス管区長によって司式されました。翌15日には、同じ教会において、モジ・ダス・クルーゼス教区の司教ペドロ・ルイス・ストリンギーニによって、三名は按手と叙階の祈りを通して助祭に叙階されました。

 説教の中で司教は、「助祭とは『仕える者』を意味し、教会の名において神のことばを告げ、典礼で祭壇に仕え、愛の奉仕にあたる務めに召されています」と語り、彼らの新しい使命を力強く励ましました。

 この兄弟たちの「はい」に心から感謝し、祈りのうちに彼らを支え続けていきましょう。現代の使徒的課題の中にあって、彼らがキリストからの呼びかけに応え、「コミュニケーション文化の中でキリストを形づくる職人」としての生き方を、常に新たにし続けていけますように。

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大西德明神父

聖パウロ修道会司祭。愛媛県松山市出身の末っ子。子供の頃から“甘え上手”を武器に、電車や飛行機の座席は常に窓際をキープ。焼肉では自分で肉を焼いたことがなく、釣りに行けばお兄ちゃんが餌をつけてくれるのが当たり前。そんな末っ子魂を持ちながら、神の道を歩む毎日。趣味はメダカの世話。祈りと奉仕を大切にしつつ、神の愛を受け取り、メダカたちにも愛を注ぐ日々を楽しんでいる。

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