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ブラジル:終生誓願のための修養会が行われました

 2月23日から27日にかけて、サンパウロ州サン・ホッキの「聖心の家」にて、クリスチャン・ディノ、レイドソン・ファリアス、ロドリゴ・モウラが霊的修養会に参加しました。この黙想会は、彼らの終生誓願と助祭叙階の準備として行われ、教皇フランシスコが提唱する「希望の大聖年」のテーマと「希望は私たちを欺くことがない。神の愛が、私たちに与えられた聖霊によって、私たちの心に注がれているからである」(ローマ5:5)という聖句を基盤としていました。

 この恵みの時は、2月23日のミサ(クラウディアーノ・アヴェリーノ神父〈管区長〉司式)から始まり、その後、個人の祈り、霊的指導、分かち合い、沈黙の時間が設けられました。これらのプロセスを通じて、彼らは神との深い対話を経験し、召命の道をより明確に見出していきました。霊操のテーマは「希望」であり、これはパウロ会の霊性の中心となる「真理・道・いのち」の方法論の中で深められました。

 黙想会の指導を務めたアレクサンドル・カルヴァーリョ神父は、霊操を通じて、参加者が神の働きを受け入れ、聖霊の導きに開かれることの重要性を強調しました。最後の講話では、「神の御心は、しばしば私たちの望みや願望と一致しない。しかし、神の計画にどのように応えるかが大切だ。神と戦うことも、駆け引きをすることも可能だが、それは賢明ではない。最も望ましいのは、神の計画に身を委ねることだ。しかし、それは必ずしも最初から楽しく、心地よく、理解しやすいものではない」と語りました。また、「皆さんは希望のしるしであり、希望の巡礼者であり、希望の担い手です。これは単なる称号ではなく、生涯をかけて生きるべき使命です」とも述べました。

 私たちは、クリスチャン、レイドソン、ロドリゴがこの重要な召命の歩みを進めることに感謝し、彼らが聖パウロ修道会の使命にますます深く関わることを祈ります。福者ジャコモ・アルベリオーネ神父が示したように、彼らがキリストとともに生き、「キリストが私のうちに生きている」と言えるように、心・精神・生活のすべてをキリストに捧げられるよう願います。

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大西德明神父

聖パウロ修道会司祭。愛媛県松山市出身の末っ子。子供の頃から“甘え上手”を武器に、電車や飛行機の座席は常に窓際をキープ。焼肉では自分で肉を焼いたことがなく、釣りに行けばお兄ちゃんが餌をつけてくれるのが当たり前。そんな末っ子魂を持ちながら、神の道を歩む毎日。趣味はメダカの世話。祈りと奉仕を大切にしつつ、神の愛を受け取り、メダカたちにも愛を注ぐ日々を楽しんでいる。

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