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国際カトリック聖書協会(SOBICAIN):「み言葉の職人」としての聖書使徒職

 「み言葉の職人」というテーマのもと、2月12日から14日にかけて、スペインの聖パウロ修道会管区本部で、国際カトリック聖書協会(SOBICAIN)と協力するメンバーが集まり、聖書使徒職に関する新たなプロジェクトを推進するための会合が開かれました。

 会合は、SOBICAINの責任者であるホセ・ポッタイル師による歓迎の言葉から始まり、続いて、スペイン管区長であり総責任者でもあるミゲル・カルメン師が会議を開会し、聖書使徒職がパウロ会のすべての活動の中心であることを強調しました。

 議論の本題に入るにあたり、まずオンラインでパンプローナのサンパウロ書店の責任者であるハイオネ・リパ氏と意見を交わし、聖書に対する読者のニーズや期待について議論しました。その後、サンパウロ・インテルナシオナルの流通・マーケティング・コミュニケーション担当ディレクターであるマリオ・カスティージャ氏との対話を通じて、「Biblia Latinoamérica」(ラテンアメリカ聖書)のさまざまな形式での普及方法について検討しました。また、SOBICAINの歴史的な歩みや現在の状況についても詳しく共有されました。

 さらに、会合では4つの新プロジェクトが発表され、具体的な焦点が当てられました。それらは、

  • コロンビア・エクアドル・パナマ管区のダニロ・メディナ師が統括する「Biblia Latinoamérica」の改訂版
  • ペルー・ボリビア管区のナウディ・モゴリョン修道士が担当する若者向け版
  • メキシコ・キューバ・アメリカ合衆国管区のホセ・ファウスティーノ・エルナンデス師が指導する子ども向け版
  • イタリア管区のジャコモ・ペレゴ師が監修するカラーの廉価版


 会合では、SOBICAINが各管区に貢献できる重要性、また、管区長や聖書使徒職に携わる兄弟たちとの対話がいかに実り多いものであるかが強調されました。参加者全員が、スペイン管区の兄弟たちによる温かく心のこもった歓迎に深い感謝の意を表し、それが今回の会合の成功に大きく寄与したことを認識しました。

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大西德明神父

聖パウロ修道会司祭。愛媛県松山市出身の末っ子。子供の頃から“甘え上手”を武器に、電車や飛行機の座席は常に窓際をキープ。焼肉では自分で肉を焼いたことがなく、釣りに行けばお兄ちゃんが餌をつけてくれるのが当たり前。そんな末っ子魂を持ちながら、神の道を歩む毎日。趣味はメダカの世話。祈りと奉仕を大切にしつつ、神の愛を受け取り、メダカたちにも愛を注ぐ日々を楽しんでいる。

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