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イタリア:「召命司牧に関する国際セミナー」が行われています:2日目

 セミナーの2日目は、イタリア語でのミサから始まり、イタリア管区長であるロベルト・ポンティ神父が司式を行いました。彼は、聖ヨハネ・パウロ2世教皇の記憶をたたえ、世界青年の日や、「恐れることなく、心の扉をキリストに開きなさい」という呼びかけを通じて、召命と若者に対する彼の宣教的な情熱を思い起こしました。

 その後、私たちの修道会における各管区の召命司牧の現状についての報告が続きました。多くの管区では、性的虐待やその他のスキャンダルなど教会内の傷、貧困や戦争といった社会問題、人口減少、世俗化、相対主義や無神論の蔓延といった理由で、多くの課題が浮かび上がりました。

 インド、コンゴ、フィリピン、ナイジェリアといった管区では、各国固有の困難な状況にも関わらず多くの召命があるという異なる状況が見られました。

 複雑で困難な状況にもかかわらず、すべての参加者からは、私たちの使徒職とカリスマが今もなお若者にとって魅力的であり、現代においても意義があると確信し、熱意と希望に満ちた姿勢が見受けられました。

 この日は、コンゴ管区長であるパトリック・ンショレ神父による聖体礼拝で締めくくられました。

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大西德明神父

聖パウロ修道会司祭。愛媛県松山市出身の末っ子。子供の頃から“甘え上手”を武器に、電車や飛行機の座席は常に窓際をキープ。焼肉では自分で肉を焼いたことがなく、釣りに行けばお兄ちゃんが餌をつけてくれるのが当たり前。そんな末っ子魂を持ちながら、神の道を歩む毎日。趣味はメダカの世話。祈りと奉仕を大切にしつつ、神の愛を受け取り、メダカたちにも愛を注ぐ日々を楽しんでいる。

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