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カトリック入門

第174回 7つの秘跡と洗礼【動画で学ぶ】※レジュメ字幕付き

序)キリストによって制定された新約の秘跡は、洗礼、堅信、聖体、ゆるしの秘跡、結婚、叙階、病者の塗油の7つです。7つの秘跡は、キリスト者の一生のあらゆる段階と重要な時にかかわり、キリスト者の信仰のいのちを生み、成長させ、いやし、そのいのちに使命を与えます。

1 入信の秘跡
*洗礼、堅信、聖体の三つの秘跡は、入信の秘跡と呼ばれ、キリスト者の生活全体の土台です。
*「キリストの恩恵が人々にもたらす神と結合は、自然の生命の誕生、成長、維持に多少似ています。それというのも信者は洗礼によって新たに生まれ、堅信に秘跡によって強められ、感謝の祭儀(聖体)の中で永遠の生命の糧で養われるからであって、こうして人々は、これらキリスト教入信の秘跡によってしだいに神の生命にますます豊かにあずかり、愛の完成へと進んでいきます。」

2 洗礼の秘跡
*洗礼はキリスト者の生活全体の基礎、霊的生活の扉、他の秘跡に導く入口です。(洗礼はベースとなるもの)洗礼によって私たちは罪から解放され、神の子として生まれ変わり、キリストの肢体となり、教会の一員となって、その使命に参与する者となります。「洗礼は水とことばによる再生の秘跡です」。
*洗礼はギリシア語で「バプティゼイン」と呼ばれ、「沈める」「浸す」という意味です。水の中に「沈めること」は、洗礼志願者がキリストの死と結ばれて埋葬され、キリストと共に復活して墓から出て、「新しく創造された者」となることを意味しています。
*洗礼はまた、「聖霊によって新しく生まれさせ、新たに造りかえる洗い」(テトス3・5)とも呼ばれます。それは、「だれでも水と霊とによって生まれなければ、神の国入ることはできない」(ヨハネ3・5)と言われ、その水と霊による誕生を意味し、実現します。

3 洗礼についての表現
*洗礼は、「神の賜物のうち、最も美しく最も素晴らしいものです。私たちはそれを贈り物、恩恵、洗礼、塗油、照らし、不朽の衣、再生の洗い、霊印、そしてすべて最も貴重なものの名で呼びます。贈り物と呼ばれるのは、何も持ってこない人々に与えられるからです。恩恵と呼ばれるのは、罪人にも授けられるからです。洗礼と呼ばれるのは、罪が水の中に沈められるからです。塗油と呼ばれるのは、塗油される者がすべて聖なる者となり、王とされるからです。照らしと呼ばれるのは、まばゆい光だからです。衣と呼ばれるのは、私たちの恥を隠すからです。洗いと呼ばれるのは、清めるからです。霊印と呼ばれるのは、私たちを守るもの、神の主権のしるしだからです。」

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