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会員たちのコラム

「8月20日の創立記念日にあたって」総長からのメッセージ

 親愛なる兄弟たちへ

 私たちが誕生してから110年が経ちました。それは長い時間のように思えるかもしれませんが、実際にはアルベリオーネ神父がいくつかの若者と共に、信仰をもって未来に、そして「新しい世紀」に目を向けて始めた長い旅のほんの始まりに過ぎません。

 1914年、教会にはキリストを宣べ伝えたいという願いの中で、他の課題や機会がありました。今日、私たちは教皇フランシスコと共に、変わろうとしながらも市場や経済以外の真の羅針盤を持たずにいる、脆く矛盾した人類を心に抱いています。現代のコミュニケーション自体も、少数の利益に適応し、多くの人々の意思決定をアルゴリズムが導いています。

 しかし、この110年の歴史とパウロ会の使徒職は、私たちに視線を上げ、人類の出来事に参加するよう促してくれる遺産です。今日も昨日も、コミュニケーションを変化へのプロセスと捉え、「歴史の変容」への道を歩む使命に専念する勇気が必要です。それは、聖パウロが「旧い人」から「新しい人」へと進む道のりでもあります。コミュニケーションは単なる言語ではなく、何よりも私たちとイエス、道、真理、命との出会いなのです。

 今年私たちが祝っている聖書使徒職の百周年は、私たちの召命の最も純粋な意味を再び呼び起こしてくれます。実際、私たちは聖パウロや幸いなるアルベリオーネと同様に使徒であり、父の御言葉であるイエスを与えることで、人類のあらゆる傷を癒し、変革する出会いに参加しているのです。

 ですから、プリモ・マエストロが強調するように、「使徒とは、祈り、語り、行動し、苦しみ、愛し、信じ、希望する者です。しかし、神の言葉を執筆し、印刷し、広める者もまた大いに使徒であります。」(『出版使徒職』5)

 希望を持って共に歩み、修道会の生命の賜物に感謝して、三位一体を賛美しましょう。

総長 ドメニコ・ソリマン神父

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