カトリック大阪高松教区大司教・トマス・アクィナス前田万葉枢機卿 推薦
「本書は、ひとリのドイツ人信徒が、日本各地を取材し、その成果をまとめ上げた、キリシタン殉教史である。」
「この本は完璧を求めた歴史書でもなければ、歴史の細部まで精密に描き出すことを目的としたものでもあリません。……宣教の可能だった期間が非常に短かったにも関わらず、なぜあれほど多くの成果があげられたのか。そしてなぜ、むごたらしい責め苦にも関わらず多くのキリシタンが敢然として殉教を遂げたのか。それらを自分なリに理解しようと思い、日本各地を調べて回った成果をまとめたものです。」(著者「前書き」より)
・主な目次
第1章 日本宣教
第2章 日本におけるキリスト教迫害――組織的に徹底的に――
第3章 棄教と殉教――死んでも「永遠のいのち」に生きる
第4章 踏み絵――「あなたは命を失う」
第5章 天草と島原――立ち上がるキリシタン
第6章 日本における聖母マリア
第7章 江戸時代の主な殉教者
第8章 これ以上に大きな愛はない――津和野の殉教者たち
著者:ラルフ・ペーター・ゲルラハ
訳者:細川祐史
判型:B6判並製
ページ数:256ページ
定価:1,980円(本体1,800+税10%)
ISBN:978-4-8056-3926-9
初版発行:2024年8月5日
発行:サンパウロ