結婚式となると親しい方々に招待状を発送したりします。受け取った側は喜ばしい出来事の中で、できるだけ返事を出して出席するようにします。
今日のみことばの中で、王様が王子のために婚宴を催したたとえが描かれています。王子のためですので、とても立派な料理が準備されていたことでしょう。料理の内容も奮発して、牛や肥えた家畜を屠っています。一般庶民の婚宴とは違って、とても立派な宴席です。ところが、王様からの招待にもかかわらず、人々は無視して断っていきます。断る理由も、畑、商売に出かける理由です。さらには家来に乱暴し、殺す人、冷たい仕打ちさえ行います。
このみことばから教えられることは、神様はともかく全ての人を救いのために、さらに天の国へと招いておられるのです。そういう寛大な招きがあるにもかかわらず、私たちはいろいろな理由をつけて断っているのではないでしょうか。また断るだけでなく、他に招かれている人をも邪魔する態度を取っていないでしょうか。
今日の箇所の中で「無視する」という言葉があります。これは「注意を払わなかった」の意味です。救いに関わることでありながらも、たいして大事だとは思わなかったのでしょう。だから一人は畑に、一人は商売に出かけていきます。注意を払わない態度がよく見えてきます。
神様はユダヤ人に限らず、異邦人や罪人をも招いてくださっています。種々の呼びかけがなされています。でも私たちはそのことに耳を傾け、答えているかを今日のみことばから振り返ってみたいものです。