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リスボンで開催されるワールドユースデー2023に向けた総長ドメニコ・ソリマン師のメッセージ

 WYD(ワールド・ユース・デー)に参加する青少年の皆さん、こんにちは。この挨拶は、ルカが添えた福音の一節の言葉として知られており、このイベントを意味深いものにしてくれるものです。

 マリアは立ち上がり、急いで出かけます。これは私たちに出会いについて語っています。すなわち、マリアがエリサベトと出会って、偉大な賜物である母となられた体験を分かち合いたいと願ったことを語っています。それは本当に美しく、深い体験です。

 教皇フランシスコはまた、このことをキリスト者の生活の非常に美しく重要な側面と関連づけています。この出来事は、福音宣教の美しさ、言い換えれば、証しする喜び、福音を告げ知らせる喜び、復活したキリストを告げ知らせる喜びを発見し、また新たに発見するのに役立ちます。ですから、この大きな教会行事に参加する皆さんに対する私の願いもまた、これなのです。皆さんの生活そのものが宣教となりますように。

 私はこの機会に、リスボンに滞在し、この瞬間に皆さんと一緒に参加している私の兄弟の皆さんにごあいさつを申し上げるだけでなく、パウロ会としての私たちの生活もまた、福音の喜びを告げ知らせる生活であり、主が私たちの生活の主であるという喜びを告げ知らせる生活であることを強調したいと思います。この主こそが、驚くべき業を行い、奇跡をおこし、私たちの人生と生活、あるいはいのちそのものを新しいものへと絶えず変容させてくださるのです。

 旅を楽しんでください。良いWYDとなりますように。主が皆さんの心の中におられ、皆さんの伴侶でありますように。

元記事:https://fb.watch/m9CYcjwPpF/

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大西德明神父

聖パウロ修道会司祭。愛媛県松山市出身の末っ子。子供の頃から“甘え上手”を武器に、電車や飛行機の座席は常に窓際をキープ。焼肉では自分で肉を焼いたことがなく、釣りに行けばお兄ちゃんが餌をつけてくれるのが当たり前。そんな末っ子魂を持ちながら、神の道を歩む毎日。趣味はメダカの世話。祈りと奉仕を大切にしつつ、神の愛を受け取り、メダカたちにも愛を注ぐ日々を楽しんでいる。

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