2023年7月17日(月)、ドミニコ・ソリマン総長の臨席のもと、カナダ・フランス管区総会がモントリオール(カナダ)で始まりました。最初の聖体拝領の後、新しい管区長であるジュゼッペ・ショルティーノ神父の報告を聞き、その後、豊かな分かち合いと話し合いが行われました。兄弟たちは、カナダとフランスの使徒職が直面している課題を認識する一方で、チャンスや活気の兆し、そして新たな希望をもってこれらの課題に対応したいという願いを言い表しました。
ドミニコ神父は、出会いを大切にして人間関係を築くよう私たちに呼びかけました。新しくなった私たちの存在は、私たちが出会いの文化を具体的に生きることができるかどうかの試金石となるでしょう。
2日目は、第十一回総会の決議文書にある三つの核(私たちのカリスマ的ルーツ、宣教者としての私たち、シノドス的共同体)を、地域の現在の状況に当てはめる作業に当てられました。この文書は、今後3年間の共同体生活、使徒職、そして私たちの共同体内におけるシノドス性への転換、パウロ家族、教会、そして私たちの対象者に対する優先事項や指針を考え、定めるための確かな土台となりました。
3日目は、2023年から2026年の3年間の決議文書の朗読と全会一致の承認の後、顧問による投票が行われました。終わりには、総長から総本部の活動に関する報告がありました。
総会の間、ローマ人への手紙12章2節の一節が、私たちの共通の旅路の道しるべとなり、思い起こさせるものとして繰り返し登場しました。私たち自身を変容させ、私たちの考え方を一新させるようにというパウロの戒めは、個人と共同体の変容のためのすぐにでも取り組むべき要請でもあります。私たちは、この変容を通してのみ、現在の課題と向かい合い、これを受け入れ、統合し、多文化主義に開かれた時代の要請に応えることができるのです。