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カトリック入門

第129回 創造と安息日【動画で学ぶ】※レジュメ字幕付き

*聖書で創造主のわざを、六日間を神の「仕事」として記すと共に、七日目は「安息日」と述べられている。

1 神の創造
*創造について、聖書は神が私たちの救いのために啓示された教えを述べている。その教えによって、私たちは「すべての被造物の深遠な本性・価値・神の賛美への方向付けを認め」ることができる。
*神は6日の創造の業について「これを見て、よしとされた」と述べています。神は一つひとつが独自の存在であることを望まれました。
 天地、光と闇、大空と水、地と海、星、生き物、家畜などを創造。
したがって、異なる被造物は、それぞれの仕方で、神の無限の英知と善の一面を反映している。
*神はすべての被造物を愛し、おのおのに心を配られる。イエスのことばによれば、「あなたがた(人間)は、たくさんのすずめよりもはるかにまさって」(ルカ12・7)、「人間は羊よりもはるかに大切なもの」(マライ12・12)なのである。
*人間は創造のわざの頂点である。

2 安息日
*聖書によれば、「第七の日に、神はご自分の仕事を完成されました」。こうして「天地万物は完成され」、神は第七の日に「仕事を離れて」、その日を祝福し、聖別なさいました。(創世記2・1~3)
*被造物は安息日のため、したがって、神の崇敬と礼拝のために造られました。被造物の秩序には神への礼拝が刻み込まれています。「何者も神の礼拝に優先させてはならない」と聖ベネディクトの修道会会則は述べ、人間の関心事の正しい秩序を示しています。
*安息日はイスラエルの律法の中核をなすもので、掟を守るとは、創造の業のうちに表された神の英知とみ旨にしたがうことほかなりません。
*律法は安息日の休息を非常に厳格に解し、火を起こすこと(出35・3)、薪を集めること(民15・32~36)、食事を用意すること(出16・23~30)などを禁じている。この日を、「聖なる日」とするためであった。
*イエスは安息日の掟を廃止したのではなく、この日に会堂に通い、福音を伝えている(ルカ4・16)。しかし、イエスはファリサイ派の人々が説く形式的厳格主義を非難し、「安息日は人のためにもうけられたものであり、人が安息日のためにあるのではない」(マタイ2・27)と断言し、愛を実践することを優先している。「人の子は安息日の主である」とも語る。
*やがてイエスが復活した日が「主の日」となり、教会にとって礼拝の日となる。

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