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カトリック入門

第122回 使徒信条【動画で学ぶ】※レジュメ字幕付き

*「わたしは信じます」と、自分の信仰を公言します。
 「使徒信条」「信条」「信仰宣言」と呼ばれ、使徒時代の当初から、教会は固有の信仰を簡潔な、皆の規準となる一定のことばで表明し、伝えてきました。
 これらは特に、洗礼志願者のために用意しました。

1 信仰宣言
*信仰のまとめを「信仰宣言」と読んだりします。キリスト者が宣言する信仰をまとめたものです。「クレド」とも呼ばれ、「Credo in Unum Deum」とラテン語で表記されるように、最初のことば「Credo(わたしは信じます)」ということばから始まっているので、この表現が使われたりします。
*「信仰のシンボルム(信条)」とも呼ばれます。これはギリシア語の「シンボロン」に由来します。
 二つに割った物(例えば公印)の半分を意味しました。中国の明の時代に、日本との間で「勘合貿易」が行われていました。半分を自分が持ち、半分を貿易の相手側が持って、合うかどうかを確認して貿易を行っていました。
 同様に、信仰の「シンボルム」は、信者同志の割り符、交わりの目印のようなものでした。またこのことばには、「選び集めたもの」「コレクション」「要略」という意味もあり、「信条」は信仰の主な教えを選び集めたものとも言えます。それで、カトリック要理の第一の、基本的な規準となります。
*信条は三つの部分に分けられる
 第一:神の第一のペルソナ(御父)と創造の感嘆すべき業について
 第二:神の第二のペルソナ(御子)と人間の贖いの神秘について
 第三:神の第三のペルソナ(聖霊)について

2 信仰宣言(信条)の種類
 ①ニケア・コンスタンチノープル信条
 ②聖アタナシオ信条
 ③トレド信条(第11トレド教会会議)
 ④ラテラン信条(第4ラテラン公会議)
 ⑤リヨン信条(第2リヨン公会議)
 ⑥トリエント信条(トリエント公会議)

3 ニケア・コンスタンチノープル信条
*これはニケア公会議(325年)とコンスタンチノープル公会議(381年)

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