2022年5月29日(日)、聖パウロ修道会の総会が開会しました。11回目になります。この会議には60名参加し、22か国、5大陸、司祭52名、修道士8名で、年齢は31歳から78歳までです。
最初の挨拶として、総長・総会の議長でもあるヴァルディール・ジョゼ・デ・カストロ神父は「私たちはコミュニケーションの使徒、聖別された者としてここにいます。私たちは使徒の女王を見つめながら道・真理・いのちである師イエスに従い、創立者が解釈した歩みに、聖パウロの足跡にしたがって福音を宣べ、生きるように」と語りました。第56回世界広報の日と主の昇天のミサを午後4時にささげた後、午後6時15分、総長が総会の開会宣言を行いました。
「兄弟の皆さん、聖パウロ修道会の第11回総会に参加するため、全世界からおいでくださいましたことに対して、喜びをもってお迎えいたします。総会のイベントは、本質的に教会的なものです」と。開会にあたり、ヴァルディール神父は、総会参加者が「証し人になること」(ルカ24・46~53)と、教皇フランシスコが招いているように、心の耳で聞くことを強調しました。まず初めに、この総会の真の主人公でもある聖霊に聞くこと、それから現実のことについてお互いに聞き合うこと。こうして奉献生活での兄弟性、シノダリティーの実践となっていきます。「総会を実行するため、私たちは兄弟性、交わり、分かち合いの真の場でもある聖体の中に見いだすことができます。」
翌日の5月30日(月)は、一日中、総会のテーマでもある「心を新たにして自分を変えていただきなさい」(ロマ12・2)。コミュニケーション文化の中で、福音の喜びを預言的に告げ知らせるために、交わりの職人であるように召されて」について深め、黙想にささげられました。聖パウロのように、全会員は福音化に召されている。今日、私たちは交わり、コミュニケーションの「職人」になるよう召されている。城壁外の聖パウロ大聖堂の前大院長エドモンド・パワー(ベネディクト会)は、パウロの手紙での言語的側面と神学的側面とを考察しながら、ロマ12・2の内容について深めていきました。これは次の6年間のため、総会参加者に具体的なことを示すものです。
規約と日程を承認したあと、総会の手順が説明され、集票人としてオリヴェル・パル神父とカルロス・アルトルガ神父が選出されました。また総会の委員長としてロベルト・ポンティ神父、中央委員会のメンバーとして、ダニロ・メディナ神父、ホセ・ポッタイル神父、パトリック・ショール神父が選ばれました。また議事録の担当として、ドメニコ・ソリマン神父、グイド・コロンボ神父が選出されました。またインフォメーション担当は、ダルレイ・ザノン修道士が選ばれました。
午後と夜、管区長の報告が行われました。ブラジル管区、コロンビア・エクアドル・パナマ管区、フィリピン・マカオ管区、日本管区、インド・英国・アイルランド管区、イタリア管区、メキシコ・キューバ管区、スペイン管区が報告しました。
総会の具体的内容は、ウェブサイトに掲載されています。インフォメーション、写真などを見ることができます。