2022年3月29日、ウクライナのリヴィウを訪問中のコンラッド・クラジェフスキ枢機卿が、聖パウロ書店を訪問されました。戦争で負傷した子どもたちのために、教皇慈善活動室長が自らリヴィウに教皇フランシスコの救急車としてやって来られたのです。
クラジェフスキ枢機卿は、ウクライナにおけるパウロ会の存在について感謝し、またその使命を祝福しました。 そして、祈りの小冊子『第一・第五土曜日の信心』1万部の印刷を資金面で支援してくれた「ファミリア・クリスティアーナ」に感謝の意を表しました。この冊子は、ファティマの聖母への祈りをリヴィウ大司教の紹介とともに収めたもので、ファティマの聖母の執り成しを呼びかけ、平和への祈りを強めようとする教皇フランシスコの呼びかけに具体的に応えたものです。
現在もパウロ会はウクライナにおいて活動を続けています。リヴィウの書店は、書籍に精神的な安らぎを求める人々の拠り所となっています。ミサを行うためのホスチアの生産がウクライナ中でストップしているため、ポーランドから調達して、ウクライナ中・東部の爆撃を受けた都市に配布するようにしています。
私たちは、インターネット上でも活動を続けています。また、難民がいるさまざまな国、特にポーランド、スロバキア、チェコ、ドイツから、ウクライナ語で出版された私たちの本を求める声が届いています。